今まで自分が経験してきた悩み・葛藤・気づき、どのくらい覚えていますか?
思いがけない失敗をして「こんなはずじゃなかった」って嘆いたこと。これからどうしよう…と未来に不安に思ったけれど「あれ、意外となんとかなったな」って笑い話にできること。
30代になった今、自分がこれまで経験してきたことを、少しずつ文章に残してみようと思いました。
そう思ったきっかけは、2歳になった子どもの昨年1年間の写真をまとめてアルバム作りをした時でした。ほんのつい最近の出来事で、どれも大切な思い出のはずなのに、すでに忘れていることがたくさんあったんです。写真を見返していると、「1年前こんなことあったわぁ!」と鮮明に思い出せるのに。誰と会ったのか、どこへ出かけたのか、息子のどんなはじめての瞬間があったのか、どんな気持ちだったのか写真を見返さなきゃ思い出せませんでした。
でも今は写真を見返せば思い出せる鮮明な記憶も、その時の感情は時間が経てばきっと忘れていってしまうのかもしれないと、急に怖くなりました。日常の些細な悩みや気づきなんてあっという間に埋もれていってしまうんだな、と…。何に迷い、何がうれしかったのかも、時間がたつにつれて少しずつ思い出せなくなるんだと気付かされたんです。
だったら、忘れてしまう前に残しておきたい、いつでも当時の気持ちを鮮明に思い返せるように。
そんな思いから、このブログ「いろたね」を始めることにしました。
人生は「設計」より「自由研究」だった
そんなこんなで自分の備忘録となるブログの方向性を考えていたとき、AIから「30代女性の人生設計ブログ」というキーワードを提案されました。
いわゆる「どんな人生設計で歩んできたのかを記録する」というコンセプトだったんですが、それを見たときに最初に浮かんだのは、「私の人生は、そんな予想通りに進んできたものなんかじゃない」という気持ちでした。
振り返ってみれば、3歩進んで2歩下がったり、あっちへ行くつもりが別のところへたどり着いたり、「よさそう」と始めたのに全然続かなかったり、そもそもやろうと思っただけでやらなかったり、行き当たりばったりで大失敗したり、時には自分や誰かを傷つけて後悔したり…。最初に綺麗に考え抜いた計画があって生きてきたとは、とても言えません。
でも、人生とは不思議なもので、その失敗した経験や後悔があるからこそ、成功に辿り着けたなんてこともありました。そう考えると、私の人生に合うのは「人生設計」よりも「自由研究」なのかもと思い至ったんです。
子どもの頃は面倒くさくて夏休み終了間際に途方に暮れていたアレです。今の方がよっぽど自由研究してるなって。
気になったことを調べて、試してみる。うまくいかなければ考え直して、また別の方法を試す。初めから立派な仮説がなくても、結果が予想と違っても、その過程ごと記録に残してみる。
このブログを通して、そんな風に自分の暮らしや人生を自由研究していきます。
成功だけでなく、失敗も途中経過も残したい
このブログは「自由研究」なので、自分の学びや役立つ情報だけじゃなくて、失敗談も記録していきます。
ブログという形でいろんな人に見てもらえる形で残すのであれば、役に立つ結論や、再現できる成功例を書いた方がいいのかなとも思うんですが、あえてそうするつもりです。
もちろん、実際に試してよかったことや、誰かの参考になりそうなことは、できるだけ具体的に残したいと思っています。一方で、私は挑戦したけれど続かなかったこともあれば、思っていた結果にならなかったこともあります。頑張ったのに空回りしたり、予想外の場所へ着地したり、そんな失敗も書いていくつもりです。
うれしかった。楽しかった。寂しかった。悲しかった。つらかった。
そんな「学びですらない感情」も、そのときの自分にとっては確かに存在していたものです。無理に「この経験から学んだ3つのこと」とまとめず、「結局まだ分からない」「今も迷っている」で終わる記事があってもいい。
成功だけでなく、失敗も、寄り道も、答えの出ていない途中経過も、一つの研究過程や中間報告として残していきたいと思っています。
その道のりを一緒に追ってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。
ライブレポートならぬ「ライフレポート」
私は20代のアーティストマネージャー時代、仕事の一環でライブレポートやプレスリリースを書いていました。
ライブレポートでは、曲順やステージ上の出来事を並べるだけでなく、その場で何が起きて、会場にどんな空気が流れていたのかを文章にしていました。
今度はライブではなく、自分の人生をレポートしてみます。お金、家づくり、働き方、子育て・暮らしを中心に、自分が実際に経験したことを記録していきます。
起きた出来事をきれいに要約するだけではなく、そのとき何が起きていたのか、何を考えたのか、どう感じたのかまで書き残す。あとから自分で読み返したとき、その場の空気ごと思い出せるような文章にしたいと思っています。
「人生の自由研究」が、何を書くのか、人生をどう見るのかだとしたら、「ライフレポート」は、それをどう伝えるのかです。
試して、迷って、考えた過程を、自分なりのライフレポートとして残していきます。
自分のための記録が、誰かの役にも立ったら最高
私の実家には、「笑う門には福来たる」という家訓があります。
失敗した直後は、笑う余裕なんてないこともあります。でも、時間がたつと「あのときは大変だったな」と笑い話にできることもありました。
このブログの名前「いろたね」には、”どんな経験や失敗も、いつか未来を彩る種になってほしい”という思いを込めています。大きな成功だけではなく、うまくいかなかったことや何気ない日々も、あとから違う色に見えるかもしれない。そんな小さな種を、ここに集めていきます。
このブログは、完成された人生の答えを発信する場所ではありません。
やってみる。ちょっと考える。またやってみる。
その過程を、忘れてしまう前に記録する場所です。何年かたって読み返したときに、「あの頃はこんなことを考えていたんだ」と、自分の歩いてきた道を思い出せるようにしたいと思っています。
そして、私の経験が誰かの参考になったり、同じ失敗を防ぐきっかけになったり、同じような失敗をしたことある人に安心してもらえたりしたらうれしいです。
自分のために経験を残し、それが誰かのためにもなったら最高じゃん!
そんな場所を目指して、「人生の自由研究」を始めます。
